2014年02月03日 Monday 更新
2月に入っても、この積雪の少なさ。屋根の雪下ろしや、一斉除雪もなく、うれしいような、何か物足りないような・・・・  このまま春に向かっていくのでしょうか。
先日、科学の分野で、世界を驚かせる、画期的な発見がニュースで報じられました。理化学研究所の小保方晴子さんが中心になって研究を進めてきたSTAP細胞の作製で、これは、京都大の山中教授が中心になって臨床応用を目指しているiPS細胞に次ぐ、新型の万能細胞であり、まだ、マウスの細胞で成功した段階ですが、iPS細胞よりも、速く、簡単に作製できる可能性を秘めているとのことです。小保方さんが、これを発見するきっかけとなったのは、マウス細胞を、細いガラス管を通した時に、幹細胞がふえているのではないかという印象を持ったことから、細胞に、何か外的刺激を与えることで、細胞を初期化できるのではないかという発想が生まれ、研究を続けていったとのことです。普通では見過ごしてしまうような事象に着目し、新たな発想を生むという能力は、たとえば、「ニュートンが、りんごが木から落ちるのを見て、万有引力の法則を発見した」とか「アルキメデスが入浴中にお湯があふれるのを見て、アルキメデスの原理を発見した」といった逸話があるように、成功した研究者に共通した能力です。医学も、科学の中の一分野ですので、私も、こういった偉大な研究者に及ばないまでも、日常の診療の中で、所見のちょっとした違いに気づき、考察していく意識をもっと持とうという気にさせられました。

PAGE TOP ↑