2021年04月26日 Monday 更新
プロゴルフの松山英樹選手が、ゴルフの世界4大メジャー大会の一つで、最も権威のある大会のマスターズトーナメントで優勝しました。ゴルフをされない方でも、新聞やテレビのニュースで報道されてご存知かと思います。これは、テニスでいえば、ウィンブルドンで優勝したようなものです。そして、これが日本人初というだけでなく、アジア人初ということでかなり衝撃的でした。ゴルフは、かつてはスポーツというより、娯楽、レジャーとして捉えられていたかと思います。しかし、最近の、特にアメリカのプロの大会を見ていると、選手は、鍛え上げられた体でクラブを振り、技術もさることながら、パワーなくしては戦えない、まさにアスリートのスポーツとなっています。これが、欧米人に比べ体格で劣る日本人(アジア人)が勝てない理由の一つといわれてきました。また、ゴルフはメンタルなスポーツで、精神状態がすぐ結果に現れます。アメリカ国内の完全にアウェーな雰囲気の中で日本人が戦うには、
相当な精神力が必要となります。松山選手は、もともと持っていたトップレベルの技術にさらに磨きをかけ、筋力トレーニングでパワーアップし、また今大会中はつとめて精神状態を穏やかに保ち、“心技体”を最高の状態に持っていくことができて優勝できたのだと思います。今後の活躍にさらに期待したいと思います。

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