2005年08月01日 Monday 更新
7月はお産が多くあり、またその中で 2500g以下で小さく生まれた赤ちゃんも何人かいて、保育器を使用することが多い月でした。 一番小さい赤ちゃんは 1990gで生まれて、最初は点滴も必要でしたが、その後順調に成長し近々退院予定です。 ところで当院では異常なく生まれた赤ちゃんは、母児同室を基本とし、なるべくお母さんと一緒に過ごしてもらっています。そして経過に異常がなければ、お母さんの退院に合わせて一緒に退院してもらっています。しかし、小さく生まれたり、生まれた直後に呼吸障害があったりした場合は厳重な監視と、場合によっては適切な治療が必要になってきます。また異常なく生まれても、入院中に発熱があったり、黄疸が強くなって光線療法が必要になったりすることもあります。こういった場合も赤ちゃんをこちらでお預かりして観察、治療を行います。もちろん小児科専門医の治療が必要な場合は、速やかに転院して(おもに県立中央病院)治療を受けてもらいます。 生まれたばかりの赤ちゃんは、体温が変動しやすく、またうまく飲めず吐いたりすることがあり、どこまで様子を見ていい状態でどこから治療が必要か、迷うことがあります。 結局は注意深く観察しつづけることで、赤ちゃんの状態を見極めることができます。 これからもお母さんと一緒に 赤ちゃんを 注意深く見ていきましょう。 |