2013年11月25日 Monday 更新
去る11月20日に、当院で、秋の防災訓練を行いました。皆さんもニュース等でご存じかと思いますが、10月11日に、福岡市内の診療所で火災があり、多くの入院患者さんが犠牲になりました。これを受けて、その後、全国の有床診療所(入院設備のある診療所)に対して、消防署や保健所による立ち入り検査が何回か行われ、当院でも、そのたびに、院内の防火、消火設備の点検、使用法の確認をしてきました。そして、このたび防災訓練を行うことによって、火災発生時の通報、初期消火、避難誘導の方法について、実践訓練を通して手順を再確認しました。
当院の場合、入院患者さんの多くは、お産後の褥婦さんで、火災発生時には、赤ちゃんを抱いて、自分で歩いて避難することが可能ですので、迅速かつ適切な誘導をしてあげることが主となります。したがって、夜間の場合でも、現場にいる勤務者2人、拘束者1人、それに私(院長)と事務長で対応可能と思われます。しかし、手術後で動けない患者さんがいたり、火災発生時に、分娩中、手術中だった場合は、応援の手が必要となります。それを考えると、とにかく火事を出さないこと、火が出たとしてもすぐに発見し、初期消火で食い止める事につきます。そのためにも、日々の点検を確実にやっていきます。


PAGE TOP ↑