2023年07月03日 Monday 更新
7月に入りました。令和5年も気が付けばあっという間に半分が過ぎました。当院の今年上半期の診療状況では、外来患者数は昨年を少し上回りましたが、分娩数は6カ月間で147件と、昨年より20件、月平均で3~4件減少しました。これは主に上越地域全体の出生数の減少から来ていると思われますが、上越地域(上越市、妙高市、糸魚川市の合計)の出生数は今年1~4月で昨年に比べ16%の減少でした。慢性的な少子高齢化に加え、コロナ禍で妊娠を控える傾向が顕著に表れたものと思われます。コロナの正体がある程度わかってきて、コロナとうまく付き合えるようになってきましたので、今後は、産み控えが減ってきて、出生数が回復してくるのではないかと思います。当院でも、5月、6月は例年並みの分娩数で、今年後半の分娩予約も昨年並みとなっています。 ところで、今年上半期はこれまで以上に半年経つのが早かった気がします。歳をとるとともに、時間の流れが速く感じられますが、今年は本当にあっという間でした。人間の脳は、新しい刺激や経験をより多く処理するほど時間が長く感じられるそうで、日常がルーティン化してしまうと時の流れが速く感じられるとのことです。コロナ禍で外出を控える事が多くなったのに加え、分娩も少なく、刺激の少ない毎日で、あっという間だったのでしょうか。 |