2004年12月06日 Monday 更新
低用量ピルは、規則正しく服用すれば 避妊失敗率は年間わずか1%にすぎないすぐれた避妊法です。血栓症や、動脈硬化などのリスクをわずかに上昇させるといった副作用がありますが、月経痛の軽減、卵巣癌や子宮内膜癌に対する予防効果があるなど、副効用もあります。当院でも、かなりの方に処方していますが、今回は低用量ピルに関する、ちょっとした疑問にQ&A方式でお答えします。
Q: 何才から何才ぐらいまで服用できますか?
A: 排卵があり、避妊が必要な10代から40代まで服用可能です。
Q: 何年も続けて飲むことができますか?
A: 健康で 非喫煙者ならば、制限なく10年以上でも服用可能です。
Q: 服用すると体重が増えるといわれていますが・・・?
A: 服用を中止しなければならない程の体重増加をきたす人は、1~2%程度です。
Q: かぜ薬といっしょに飲んでもいいですか?
A: 特に市販されているかぜ薬といっしょに飲んでも 問題ありません。ただ、ある種の抗生物質  といっしょに飲むと ピルの吸収が悪くなり、避妊効果が落ちることがあります。
Q: 服用中にお酒を飲んでもよいですか?
A: 特にアルコールとの間に相互作用は認められていませんので、OKです。ただし、多量に
  アルコールを飲んで嘔吐した場合、ピルの吸収が悪くなることがあります。
Q: 誤って子供が飲んでしまったら・・・?
A: 吐き気や、少量の子宮出血(女児の場合)がみられる可能性はありますが、特に大きな問題  はないと思われます。

他にも疑問がありましたら、ご相談ください。

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