日本国内の新型インフルエンザの感染拡大は、依然続いていますが、感染者数の増加は鈍り、今後、爆発的な広がりはなさそうです。幸いなことに、まだ、新型インフルエンザによる死亡例は国内ではみられず、合併症等がないかぎり、自宅での治療、療養で十分治癒が見込めるようです。感染拡大が落ち着きをみせている今こそ、今回の感染拡大防止対策について検証し、今後に備えなければなりません。今回の教訓として、まず、空港などでの水際対策をどんなにしっかりやっても、感染の流入を防ぐことはまず不可能であること。感染が蔓延した地域では、専門医療施設の発熱外来、入院施設では、とてもまかないきれず、一般の病医院での診療も必要となること。その際、一般の病医院でも診療を行うためには、タミフルやリレンザなどの治療薬や、インフルエンザ検査用の簡易キットの数が絶対的に不足していることが挙げられます。これらの解決策と、そして一刻も早く、ワクチンの製造が待たれます。
6月に入りました。夏至が近づき、日が長くなり、朝は4時頃から空が白みはじめ、夕方は7時を過ぎてもまだ
明るさが残っています。時間を有効に使いましょう。そして、うっとうしい梅雨ももうすぐです。当院で開院以来生まれた赤ちゃんの合計が、今月中に3000人に達する予定です。