まだ、梅雨明け前というのに、暑い日が続き、連日の真夏日です。7月13日には、上越市の最高気温が38.5℃まで上がり、全国的に有名な、群馬県館林市や埼玉県熊谷市を上回り、その日の国内最高を記録しました。日本一を喜んでいいのかわかりませんが、ここで気をつけなければならないのは、やはり熱中症でしょう。この時期、猛暑の日には、ご高齢の方が熱中症で亡くなるというニュースを目にします。自分に限ってはまさかありえないなどと思っていますが、年を重ねるとともに、気になることがいくつかあります。まず、暑さに対して鈍感になってきたことです。ですから、暑さをがまんするというより、高温の中で、あまり気にならずにいるうちに、突然頭痛がしたり、意識がもうろうとしたりといった熱中症の症状が出てくることもあるのでしょう。二つ目は、エアコンの風が当たるのが不快になってきたことです。冷房の効いた部屋で、あまり体を動かさないでいると、手足に痛みを感じてスイッチを切りたくなります。エアコンの温度設定を高めにして、こまめにスイッチを操作すればいいのですが、ついつい面倒で、切ったままになっていることもあります。高齢になるとともに、自分の感覚だけに任せて、あまり室温に気を配らなくなり、また、のどが渇く前に意識して水分を取るといったことがなくなります。ですから、本人の、熱中症予防の自覚とともに、周囲の人が注意してみていくことが必要でしょう。