今度の週末は、シルバーウィークとよばれる4連休(土曜日も休みの人は5連休)です。かつては9月15日であった敬老の日が、祝日法の改正により9月の第3月曜日となり、秋分の日が翌々日の水曜日にあたる年は、その間の火曜日も国民の祝日で休みとなって、これで4連休となるわけです。最初のシルバーウィークは2009年で6年前でしたので、数年間隔で来るのかと思いきや、次は2026年と11年も先となるようです。
祝日法の改正のねらいは、シルバーウィークをはじめ連休を増やし、国民が十分な余暇を取れるようにしたものですが、これによって、連休中、旅行などの外出がふえ、消費が拡大し、経済効果が高まることを期待したものでもあります。ただ、われわれ医療機関にとっては、連休が増えたからといって喜べるものではありません。連休中は、外来診療は休診で、病医院は休日体制となり、勤務者は必要最小限の人数となります。ですから、急患が重なったりすると、対応が困難になります。当院でも、分娩が重なったり、緊急帝王切開となれば、休みのスタッフに出てきて、手伝ってもらうことになります。また、連休の前後は、外来が混んで、診療する側、待つ側両方の負担がふえてしまいます。ではありますが、そこは割り切ってやっていきましょう。