2017年02月27日 Monday 更新
国内における、日本人の出生数は、第2次ベビーブームの昭和48年においては209万人でしたが、以後減少を続け、昨年はその半分以下の98万1000人でした。逆に、死亡数は増加を続け、昨年は129万6000人で、昨年1年間で日本の総人口は31万人減少しました。
ここ上越市では、昨年の出生数は1413人で、3年前の平成25年の1596人にくらべ12%減少しています。新潟県全体でも、昨年の出生数は15858人で3年前の17196人から8%の減少です。
産婦人科クリニックで、毎日のようにお産に立ち合い、中には、3人目、4人目、5人目を出産する人を見ていると、あまり少子化という実感がわきませんが、お産をする妊婦さんの年齢は年々高くなってきており、その分、一人の生む子供の数が減ってきているのは確かです。外に目を向ければ、自分の出た、小、中、高校が、統合されていったり、1学年のクラスの数が減っていたり、また、1クラスの人数が減っているのを見ると、明らかに子供の数が少なくなったと実感します。
近年、女性がいろいろな職種に進出し、重要性が増してきて、なかなか出産し、育児をする余裕がないのが現状ですが、我々としては、仕事が忙しくて、妊娠、出産をためらっている人に、お産のすばらしさを伝え、ぜひ、出産の感動を経験してもらいたいと思っています。

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