安倍首相が、健康上の理由で、首相を辞任することを表明しました。すでに、首相の通算在職日数は歴代最長となり、また先日、連続在職日数でも歴代最長となったばかりでした。潰瘍性大腸炎の持病があり、治療をつづけながら職務を続けるという選択肢もありましたが、今の日本における、新型コロナウイルス感染対策をはじめとした、国内外の重大局面において、国の運命を左右するような大きな決断をする際、心身共に健康であるに越したことはありません。今の政策の連続性を考えた上でも、余力のあるうちに次の首相に引き継いでいくという判断は正しいと思います。あと少しの間、日本のためにがんばっていただきたいと思います。
当院が開院した平成13年からの、歴代の首相をみてみると、平成13年に小泉首相が誕生し約5年続きました。その後、安倍首相(第1次)、福田首相、麻生首相、民主党政権に代わって、鳩山首相、菅首相、野田首相とほぼ1年ごとに6人が入れ替わり首相となりました。平成24年にふたたび自民党政権にもどってからはずっと安倍首相(第2次)で、現在に至っています。この流れからいくと、また短期政権が続きそうですが、どうなりますか。長すぎるのもよくありませんが、ある程度長期的な展望をもって政策を遂行できるよう、最低2~3年は続けてほしいと思います。