2021年05月24日 Monday 更新
新型コロナワクチン接種が始まり、医療従事者、高齢者の接種が進行中です。そして、早ければ7月中から、妊婦さんを含めた一般の人への接種が開始されます。妊婦さんへの接種に関して、5月12日付けで、日本産婦人科学会より提言(第2報)がありました。それによりますと、これまで、ワクチンが、胎児や胎盤に悪影響を及ぼしたという報告はありません。生まれた赤ちゃんに、今後影響が出る可能性はきわめて低いと考えられますが、これは何年か経たないとわかりません。現時点では、世界的に接種のメリットがリスクを上回ると考えられています。授乳中の褥婦さんに関しては、ワクチンが母乳に移行する可能性はきわめて低いとされており、仮に移行してもごく微量で問題にならないということです。ですから、授乳を中止する必要はないと思われます。
当院では、当院にかかっている妊婦さん、当院でお産後およそ1年以内の褥婦さんを対象に、個別接種を行います。妊婦さんには、接種後長めの経過観察(約30分)、接種前後の胎児心拍の確認を行います。まだ予約受付を開始していませんが、近いうちにお知らせいたします。

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