2014年03月17日 Monday 更新
【 No.323 春近し】
今月に入ってから、寒波が再度押し寄せ、真冬に逆戻りしたような天候になりましたが、大した積雪にはならず、このまま春を迎えられそうです。春分の日が近づき、日の出の時刻は徐々に早まり、今では、6時には明るくなっています。高田公園の観桜会は、4月4日から始まりますが、4月10日頃からが見ごろでしょうか。 ここのところ、テレビのワイドショーを賑わわせている2つの話題があります。1つは、耳の不自由な作曲家として脚光をあびていた人物が、実は、耳が聞こえ、しかも作曲はゴーストライターにさせていたという一件。もう1つは、世紀の発見といわれた、新型の万能細胞であるSTAP細胞の作製に関する論文に、数多くの疑問点が見つかっているという1件で、いずれも、報道を見ていて、人を信じられなくなるような心寂しさを感じ、後味の悪さが残ります。 STAP細胞作製に関する論文は、自然科学分野では超一流の雑誌「ネイチャー」に掲載されましたが、こういった権威ある雑誌に投稿する際には、筆頭著者をはじめ、共同著者、研究に関わった人々が、何度も内容を吟味し、文章や図表を確認しているはずなので、どうしてこういった疑問点が数多く出てきたか不思議でなりません。ただ、STAP細胞を本当に作製できたかどうかという根本的な疑問に対して、他の施設でも作製を再現し、STAP細胞の存在が証明されることを願っています。 |