2015年03月02日 Monday 更新
大学受験シーズンは終盤に入り、私立大学はほぼ終了し、現在国公立大の入試が行われています。ご家族や身内の方に、今この時間も最後の追い込みをされている方もおられるかと思います。私の回りでは、いちばん年下の甥が、先月、大学に合格し、これで約10年にわたる身内の大学受験が終了しました。ところで、私が大学受験した頃は、現在のセンター試験やその前身の共通一次試験はまだなく、各大学も、前期、後期日程と分かれておらず、そのかわり、国立大学は、一期校、二期校に分かれて別々の試験日でした。したがって、どの大学も一発勝負でした。 日本の大学は、入るのが大変で、入学後は遊んでいても卒業できるなどどいわれ、そういう風潮があります。わが国では、有名大学志向が強く、小さいころから、一流校に入るため受験勉強に明け暮れ、大学に入ったとたん目標を失ってしまう若者が多いのではないでしょうか。受験勉強というのは、やはり暗記が中心で、本当の学問は、大学に入ってからこそ身につき、そして次第にその楽しさがわかってくるのではないかと思います。今後日本は少子化が進み、大学はもう少し広き門となるでしょう。また、少子化の影響で、大学も淘汰されてくるでしょう。これからの大学には、受験勉強であまり疲弊していない、意欲あふれる若者が集まり、大学も生き残りをかけて改革を行い、特色あるカリキュラムをつくり、これらがうまくマッチして、日本の将来を担う若者が、多数育ってくれることを期待したいと思います。 |