2003年11月10日 Monday 更新
毎年 冬に流行を繰り返し、我々の健康に大きな影響を与えている インフルエンザ。対策を万全にして冬を迎えましょう。
まず、インフルエンザの典型的な症状は、高熱、頭痛、筋肉痛、関節痛、全身けん怠感が現われ、それとともに、鼻汁、咳、咽頭痛などの風邪様の症状も現われます。3日目くらいにピークに達し、以後、次第に症状がとれ、通常1週間程でなおります。
インフルエンザにかかった場合は、安静、十分な水分の補給とともに、早めに抗ウイルス薬による治療を開始することが大切です。それとともに、他人にうつさない様心がけてください。昨年不足した抗ウイルス薬は、今年は十分供給される予定で、足りなくなる心配はなさそうです。
インフルエンザの予防のために、ワクチンの予防接種をうけると、インフルエンザにかからずにすんだり、またかかっても重くなりにくくなります。予防接種後、効果が現われるまでに約2週間かかり、その後 約5ヶ月間効果が持続しますので、12月中旬までに接種をすませておくとよいでしょう。
妊婦さんの予防接種については、インフルエンザワクチンが胎児に影響を与えることはないと考えられていますが、妊婦さんにワクチン接種をした場合の国内での調査成績はまだ十分ではないので、現段階では危険性もあるかもしれないという事を認識した上で、必要ならば 接種を行うのがよいでしょう。

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