外来での妊婦健診時に、あるいは分娩進行中に、お腹の中の赤ちゃんの具合を知るため、胎児心拍数を連続的に監視し、記録する装置で、皆さんもよく御存知かと思います。これによって、お腹の赤ちゃんが特に低酸素状態で具合の悪い状態ではないかを監視します。
外来において(陣痛のない時)は、まず胎児心拍数が適正な範囲(通常1分間 110~160拍)にあるかどうか、また、赤ちゃんが動いた時に、心拍数が一時的に早くなること(一過性頻脈)があるかどうかなどで赤ちゃんの具合を判断します。
分娩進行中は、上記に加え、子宮収縮時に心拍数が下降するかどうか、また、下降する時は、その程度で赤ちゃんの状態を判断します。
そして、外来において この検査で異常がある時は、後日改めて検査したり、または入院して厳重な管理を必要とすることもあります。
分娩進行中においては、この検査で異常があれば、その異常の程度に応じて、すぐに帝王切開となったり、吸引分娩を行ったりする事もあります。したがって、分娩経過中に分娩方針を決定する重要な検査ですので、装着していると多少窮屈ですが、御理解いただきたいと思います。
本年3月・4月・6月・7月・9月の分娩予約は締め切らせていただきました。
御了承ください。