2003年02月17日 Monday 更新
インフルエンザの猛威がようやくピークを越えたようで、発熱を訴えて外来を受診する患者さんも減ってきました。しかし、まだ気を緩めてはいけません。規則正しい生活、そして うがい・手洗いをしっかり心がけましょう。

予定日をすぎても陣痛がこなかったら
『予定日を過ぎてもうまれなかったら 陣痛誘発をするのですか?』等、分娩予定日を過ぎた場合の方針について質問を受けることがあります。予定日というのは、あくまでも目安であって、その日までにお産をしなくてはいけないということではありません。ただ、予定日頃の時期に陣痛がきてお産になることが最も多く、またその時期の分娩は安全に進行し、母児に異常のおきる事が少ないということが統計的にわかっています。そして、予定日をすぎて2週間以上経過してくると、母児に異常のおきる可能性が高くなってくるため、言葉の上でも妊娠42週に入るまでのお産を正期産、それ以降のお産を過期産として区別しています。

当院では、予定日をすぎても陣痛がはじまらない場合は、まず外来で通常の健診、及びエコー、胎児心拍監視装置等で母児の状態を十分に監視するようにしています。そして、一週間以上すぎた場合は、入院していただき、母児の状態の監視をしっかりするとともに、妊婦さんと相談の上で了解があれば陣痛誘発を行い、なるべく妊娠42週に入る前に、お産になるようにしています。

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