2013年03月04日 Monday 更新
3月11日で、あの東日本大震災から2年がたちます。被災地では、今も復興、再建へ一歩一歩進んでいますが、いまだ行方不明の方が多数いらっしゃいますし、震災前の生活を取り戻すには、まだまだ時間がかかりそうです。特に、福島原発事故の後処理には、これからも長い年月がかかります。

震災直後、われわれは、日本全体で一つになって復興に取り組みました。支援物資の調達、現地でのボランティア活動、そして、被災地から離れていてもできることとして、電力確保のための節電などで、震災直後の混乱の時期を乗り越えることができました。あれから2年たった今、当時の事をもう一度思い出して、いまだ途上にある復興を考えていきましょう。

震災の後、地震の防災のための地質調査や研究が改めて行われています。活断層の再調査もその一つですが、国土地理院の作成した活断層地図をみると、全国いたるところに活断層があることがわかります。ここ高田平野の西端にも南北に延びる活断層があり、このクリニックの数十メートル西側を通っています。そもそも、日本列島は、地殻変動、地震を繰り返しながら大陸から離れ、それが、現在も続いているのですから、日本全国どこにいても、地震の危険があるのは、当たり前と思っていなければなりません。震災以降、それぞれ職場で、家庭で、地震がきた時の対策は練られていると思いますが、外出先で遭遇するかも知れません。お出かけの際は、その場所場所で、避難経路、避難場所の確認をしていきましょう。


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