今シーズンは、12月から十分な積雪があり、この近辺のスキー場は、予定どおり12月中旬にオープンしました。その後も降雪が続き、シーズン終了まで雪の心配はなさそうです。
ところで、スキー人口は、1990年代前半がピークで、その後減少を続け、数年前にはピーク時の3分の1程になりましたが、最近、再び増加傾向にあるようです。最盛期には、リフト待ち1時間、レストランもなかなか席が空かず、というのが当たり前でしたが、今は、リフト待ちはほとんどなく、昼食も、時間をかけてゆっくりとれるようになり、イライラすることなく、ゆったりとスキーを楽しめます。ただ、スキー客の減少とともに、稼働するリフトも減り、ゲレンデのコース間の連絡が悪くなり、長い距離を歩くことも多くなりました。また、稼働しなくなったリフトの錆びた支柱をみると、やはりさびしさを感じます。現在スキーを楽しんでいる人の年齢層をみると、私と同年代の中高年が多く、私を含め、学生時代にスキーを楽しんだ年代が再び戻ってきているようです。それに加え、外国人スキーヤーが増え、英語をはじめさまざまな言語が飛び交っています。スキー場のスタッフの方々も大変かと思いますが、スムーズに対応されています。このように、かつてのスキー世代を呼び戻し、さらにその子供たちにスキーの楽しさを伝え、また、外国人客を積極的に誘客し受け入れる、そういった経営姿勢が実を結びつつあり、再びスキーブームが到来する期待感がでてきたように思われます。