去る2月13、14日、スキーアルペンのワールドカップが新潟県の苗場スキー場で開催され、観戦してきました。2月13日は大回転競技、そして、観戦した14日は回転競技でした。この日は朝からあいにくの雨でしたが、レース開始ころには晴れて、気温が高く、雪が柔らかかったものの、しっかりコースが整備されたおかげで上々のコンディションとなりました。私は、ゴール少し手前のコース脇で見ていましたが、やはり間近からみると、テレビでみるのとは迫力が違い、大いにレースを堪能できました。優勝したのは、ドイツのフェリックス ノイロイター選手で、彼の父、クリスチャン ノイロイターは、同じワールドカップの回転で何回も優勝しており、また、母のロジ ミッターマイヤーはインスブルック五輪で2冠に輝いている、まさにサラブレッド スキーヤーです。かつて、1997~2001年に、新井リゾートスキー場で“レジェンドスキー”というイベントが開催されていました。これは、オリンピックでメダルを獲得したことのある名選手を招いて、一般スキーヤーが一緒にスキーレースを楽しむという企画で、トニーザイラー、ステンマルク、トンバといった有名なスキーヤーが多数参加しました。ロジ ミッターマイヤーも、当時まだ10代半ばの息子、フェリックス ノイロイターを連れて参加していました。彼の、荒削りですが、若者らしく果敢に突っ込んでいく滑りが印象に残っていました。その彼が、世界のトップスキーヤーとなって、目の前で優勝する瞬間を見ることができ、とても感慨深いものがありました。