2018年08月27日 Monday 更新
現平成天皇の生前退位は、来年の4月30日で、平成も残すところあと8か月となりました。その後は、新天皇即位そして、新元号となります。そのため、最近よく、「平成最後の夏」など、「平成最後の〇〇」という言葉を耳にするようになりました。
今から30年前、昭和から平成に代わる頃の事を思い返してみますと、昭和天皇がご病気で入院治療されていて、そのご容態の報道に、日本国中が一喜一憂していた覚えがあります。そして、国内全体が、催し事など中止あるいは控えめにといった自粛ムードで、静かに成り行きを見守っていました。もちろん、次の元号を話題にする事など当然はばかられました。
今回は、生前退位ということで、現天皇のこれまでの多大なご公務に対する感謝とねぎらいの気持ちを持ってご勇退を見守るといった感じで、新元号についての予想などもわりとオープンに行われ、昭和最後の頃とまったく違ったムードを感じています。
世界で類を見ないほどの長さを誇る日本の天皇家の歴史の中で、その元号の変わり目を、人生において2度も、しかもその状況のまったく違う2回を経験しているということは非常に感慨深いものがあります。

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