2020年06月01日 Monday 更新
日本国内のすべての地域で、新型コロナウイルス感染に伴う緊急事態宣言が解除されました。ただ、感染が終息したわけではなく、今も毎日、日本のどこかしらで新規感染者がでています。それでも、経済活動をある程度再開させなければならず、感染対策を十分とった上で、休業要請が緩和されつつあります。
ただ、当院では、いましばらく、現行の感染対策(立会い分娩の中止、面会制限、外来付きそいの制限等)を継続させていただきます。というのは、まず医療機関はクラスターの発生源になりやすいこと、もし感染者がでて診療が行えなくなると、その影響が甚大になること、産婦人科の場合、妊婦さんが感染すると、肺炎などの症状がより重くなると予想されること、さらに最近の報告によると、感染した妊婦さんが出産した際、その胎盤に血栓が認められることがあり、胎児への影響が懸念されること、などがあるからです。
今、感染が少し落ち着いている間に、今後の感染の第2波、第3波に備えて、院内感染対策の見直し、医療用品の整備、備蓄にとりかかっています。

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