上越市内では、新型コロナウイルスの集団感染が発生しました。首都圏をはじめ大都市部では、緊急事態宣言が出されていますが、それ以外の地域では、ここも含め患者発生が少なく、少し気の緩みがあったのかもしれません。今一度感染防止対策を徹底させましょう。
ところで、今の時期、いつも大流行しているインフルエンザはどうなっているのでしょうか。毎年、国内でも10万人以上がインフルエンザにかかっていましたが、今シーズンは、全国で、12月141人、1月は87人とけた違いの少なさです。これはもちろん、うがい、手洗い、手指消毒、マスクの着用、3密を避ける行動といったコロナ対策の賜物ですが、インフルエンザ以外にも、呼吸器系の感染症による死亡が激減し、日本国内の総死亡者数は、これまで毎年約2万人ずつ増加していたものが、昨年は減少していました。ただ、いいことばかりだけではなく、コロナにより、妊娠、出産を控える人が増加し、昨年の出生届の提出数がかなり減っています。したがって、今年の出生数はかなり減少すると予想されています。もうすぐワクチン接種が始まります。新型コロナ感染がある程度抑えられても、今では習慣となった感染防止対策は続けていきましょう。