能登半島地震発生から3週間が経ちました。余震はまだ続いていますが、回数は減ってきているようです。ただ、今はまだ、避難者の安全確保に精一杯で、復旧は、まだまだこれからという状態です。現地に赴いて何か出来ないかと、もどかしく思う方も多いようですが、今多くの人が行っても混乱を招くだけなので、しばらくは現状を注視し、援助を必要とされる時を待つ段階のようです。
ところで、今回の大地震は、能登半島沖から佐渡沖に連なる活断層が動いて発生したものですが、その活断層の延長で佐渡沖に近い部分にまだ動いていない部分があり、今後そこが動いて、今回と同程度の地震、津波が起きる可能性があるということです。すると直江津海岸が一番津波の影響を受けそうです。元日の津波は、直江津海岸では、2mあるいはそれ以上だったようですので、最大4~5mを想定して避難経路を考えた方がよいかと思います。当院は海抜約5mの所に立っているので、2階に上がれば8m位までの津波はしのげるかと思います。それ以上が予測されれば春日山へ逃げるしかありません。また、日本海は津波の到達が早いので、津波警報が出たら迅速に判断し、行動しなければなりません。もちろん、地震の揺れそのものに対する対応(身の安全を守る事、火事を出さない事など)も確認しておきましょう。