2013年05月27日 Monday 更新
プロスキーヤーの三浦雄一郎さんが、世界最高齢の80歳で、エベレスト登頂に成功しました。この大偉業は、多くの中高年に力を与えてくれました。三浦雄一郎さんについては、たしか、昭和40年頃、スキーのキロメーターランセ(スキーの直滑降で最高スピードを競う競技)で、当時の世界最高記録を出してニュースとなり、スキーにはこういう競技もあるのかと初めて知るとともに、三浦さんの存在を知るきっかけとなりました。その後、三浦さんは、プロスキーヤーとして、スキー学校を経営しながら、富士山直滑降やエベレスト直滑降など、冒険家としても、多くの事に挑戦し、成功を収めてきました。市内の金谷山スキー場で毎年行われているレルヒ祭にも以前ゲストとして来られ、華麗な滑りを見せていただいた事があります。今回3度目となるエベレスト登頂は、決して無謀な挑戦ではなく、綿密に計画され、万全の準備を整え、成功する確信をもって挑まれたものと思います。三浦雄一郎さんのお父さんは、101歳まで長生きされ、99歳の時でも、ヨーロッパアルプスでスキーをされていたような方ですので、遺伝的に恵まれた体を持っている面もあるかもしれません。しかし、もちろんそれだけではなく、目標を絶対達成するという強い意志を持って、まず、骨折のリハビリや、持病の不整脈の治療から始めて、毎日きびしいトレーニングを妥協せずやってきた姿をみると、もう50歳を過ぎたからといって時々弱気になってしまう自分がはずかしくなります。人間生きている限り、目標を掲げて、自分の限界に挑戦する姿勢を持ち続けたいと思います。


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