新型コロナウイルスの感染者数は、大型連休の人出からして、また増加するのではと危惧されましたが、どうやら新たな波の到来は避けられたようです。ただ、引き続いて一定の新規感染者は発生しており、気を抜くことはできません。ただ感染しても、軽症で終わることが多いようで、当院にかかっている妊婦さんも何人かが感染しましたが、全員症状が軽く済み、自宅待機のみで終えることができました。これもワクチン接種の効果でしょうか。ワクチンを接種していない北朝鮮の発熱者の急増をみると、ワクチン接種の重要性を再認識させられます。
こうした中、社会、経済活動を徐々に元に戻していこうとする動きが出てきています。各種イベントや地域行事を今年から再開する所が多く、上越でも、夏の祇園まつりの3年ぶりの開催が発表されました。マスク着用に関しては、政府見解として、外していい場面が示されましたが、これはなかなか抵抗のある人が多いと思われ、マスク生活はしばらく続くのではないでしょうか。そして今後は、完全にコロナ前の生活にもどることはおそらくないでしょうし、新しい生活様式を模索していく段階に入ったのだと思います。